今夜、君を思う窓の外黒い雲の切れ間『うつりゆくよに』君を思う月明かりを含んだ双眸とても静かに私を見つめる君と同じように君を思う誰も止まらない赤信号私だけが通りすぎてそんな世界の寂しさに触れふと君を思う存在というものは限りなく希望に近いだから私は君を思う今夜、夢を見る暖かな日差しのなか香る花に優しさを見て思う君が前を歩いて
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