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さみだれの部屋


[856] メアリ
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

銀の梯子で
月へと上っていく
さみしがりの彼女が
背を向けて上っていく
海は凪いで鳥も鳴かず
地平には人影もなく
真っ白な月の後ろに
彼女が隠れるまで
私には何ができる
どんな言葉が届く
ここにあるのはわずか
月までは持っていけない
さみしがりの彼女は
きっと知っていたんだ

2015/01/28 (Wed)

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