詩人:さみだれ | [投票][編集] |
生きることを求めたのは
きっと神様ではない
お母さんでも
近所のおばさんでもない
生きることを求めたのは
最初から最後まで私だったのだと
私の産声をもうみんな忘れたかもしれない
死にたい気持ちを連ねた詩は完全に削除されたのかもしれない
愛する人に与えられた喜びを置いてきちゃったかもしれない
そしてまだ私は失っていくばかりだろうけど
今日誰かが気づかせてくれるかもしれない
生きることを求めたのは
最初から最後まで私だったのだと
みっともないけど
あなたがいなければ
こんなことにも気付けない
そんな偶然が
さりげなく私を支えている今日を
生きたい