君を見ている青い星と目尻に涙を溜めた彼と小さな霧のような雲が私の背中の向こうに羊飼いは藁の上で時計屋は塔のてっぺんでおばあちゃんは毛布に包まれてあなたは短い夢を見る「夜が来るから」と母は絵本をパタンと閉じて私が夢を見るまで月と一緒に見守っていたあなたが闇に埋もれて星ほどの涙を流すとき私はそばであなたを見つめあなたが幸せな夢を短くても私は守りたい明日正夢になったなら
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