目に見えないものを私は信じたいあなたを疑う心を信じてあなたを見つめたときその形や色や輝く様を心に閉じ込めていや、放ちたいんだオーロラの向こう恒星が照らす星々をこの手に掬って私は思う暗い夜道を抜けようランタンひとつでいいよ足元を照らすだけの勇気が歩き出す道になるのだからクオリアは言う信じてみよう、と私はその声を初めて聞いたほんとはずっと聞こえていたのに
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