あなたの心に座り込む孤独の虫が鳴いている騒がしくて仕方ないな追い出してしまいたい雨の日は嫌い歩く道がいつもより狭く感じてしまうひとつ間違えば靴の中まで冷たくなっちゃうからあなたの心に映り込む空の色が馴染んでいく眩しくて仕方ないな黒く塗りつぶしたい歩くことに疲れはてて喉が渇いたな、なんて思う自販機まで歩ける力をきっと隠し持ってるはずあなたの心に詰まってるあなた以外のたくさんをたぐりよせたらもう大丈夫僕だってひとりじゃない
[前頁] [さみだれの部屋] [次頁]