息もできない時間の海白い光の泡海底都市は寝静まったまま君とひとりぼっちでたゆたう握る手もない時間の海一際輝く大きな泡うねりをあげる潮の中穏やかに待ち続けている本当はとてもさみしくて溺れてしまいたいのに本当にずっとそばにいたくて手を伸ばしてみたんだよ呼吸を覚えた途端輝く光の泡を追って足掻いて見つけた夜は君とひとりぼっちで泣いた
[前頁] [さみだれの部屋] [次頁]