明日の月は綺麗だそうわかったところで雲がかかるとは知れない昨日の愛や慈悲なんてものが今日に続くだろうかあなたが拾い損ねた願いや普遍をどれだけ拾えたのだろうあなたが見ていたくて望んだ幸先を見えずに笑っていたそれを幸せだといつから決めたんだ完成された感性満たされた夢のような不純物ひとつない紛い物だと知らされない昨日の月だって嘘みたいに綺麗だあなたがそう笑ってつられて笑った今日にはないあなたの笑顔だ
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