詩人:koca | [投票][編集] |
トリックのない退屈なサスペンスドラマ
分かりやすい僕のことばもそうなのかもしれない
けれど制作者の意思や気持はそれなりにある
でも今僕が見てる画面の中には
あまりにも意味がない
意味がない
視聴率が
まるでサスペンスドラマ、
それを見ているような気分になる
それでも製作する意味は自分の中にある
と
脚本家は夢を込め
せっせと制作者は汗を流すのだろうか
僕はなぜか
その力が失われていくのを
感じてるんだ・・・
詩人:koca | [投票][編集] |
すれ違いざまに
君が口ずさんだ歌が
フェイバリットソングになってる
君からのメッセージのような気がして
振り返った
あの歌がラジオから流れる度に
特別な時間に包まれる
懐かしくて切ない歌
あの頃を
刹那の旅にしておくべきだった
長旅に少し疲れてしまったみたい
君はその歌を歌わなくなっていた
そして歌は忘れられてしまった
思えばあの歌を歌った頃から
君は少しずつ変わっていってた
遠く広がる無限の世界を見つめた瞳は
現実の未来をしっかりと掴んだ瞳に変わった
ほんとうに
刹那がいっぱいだったね
いっときいっときを
懸命に生きて
積み重ねていった
振り返らなかった
君が
かっこよくて堪らなかった
そんな君と過ごした事を
いまでも誇りに思うよ
詩人:koca | [投票][編集] |
部屋の中
目を閉じられなくて
無意識に外に視線をやる
蒼い光が射していて
今が夜中なのか明け方なのかも
分からなくなって
この不思議な光に包まれていると
昼間の出来事が
煩わしい事に思われてくる
笑いの渦の中
然程無理をしているわけでもないが
少しの義理を含む私の笑顔
上司を見ていると
時々感じる寂しさ
大人になることは
孤独なことなのだろうか
彼の気持が少しも分からない私は
なんと未熟で穴だらけなのだろう
ああ
こんな事をしてても先が見えるわけじゃない
失敗を繰り返す私に
君なら何を言ってくれたのだろうと
ふと思う
君のような心が
側に在ったことが
どんなに私に必要なことだったかと思う
きっと自分を見失わずに済んだ
そう思う私は弱くて薄くて
君の瞳には消え入りそうに映ってしまうのだろうけど
蒼い光が消える前に眠りに就こう
再び目を開けた時
少しは高い位置を
歩ける気がするから
いつかは
このはっきりしない
不安の霧より
高いところへ昇りたいから
詩人:koca | [投票][編集] |
貴方が来ることを想像してる
一週間前からのカウントダウン
貴方の子供を抱いて
微笑む私を想像してる
柔らかい表情で交す
貴方と私の会話を想像してる
え?
なんて言ってるの?
想像がつかない
ああ
本当に未来の出来事
貴方は作業服を来たままで
すっかり父親の顔に
知らない世界を歩む人になって
昔と変わらない無邪気顔
大人になって
優しい言葉
ああ
混乱する混乱する混乱する
膨大な時間が
私たちを変えた
なのに
なのに
なぜこんなにも混乱している私がいるの
まして忙しい貴方は来るかさえわからない
だけど私は
想像をしてる
時計の音を聞きながら
心臓の音を聞きながら
一週間前からのカウントダウン
その時が近付いてる
詩人:koca | [投票][編集] |
その瞳に映るものを映しましょう
あなたが望むなら
初めて触れた時から
あなたが私になり
私があなたになった
銀色の壁が
二人を取り囲んで
水面に銀の光を映し
永遠という水に溺れましょう
私たちは抱き合い
求めあって
水しぶきはきらきらと
いつまでも
この部屋の中
いつまでも
何もかも捨てて
私たちは
溶け逢いましょう
日のない明るい部屋で
目を閉じる迄
人知れず
銀色の時が続く
詩人:koca | [投票][編集] |
悲しいキモチの先には
悲しい未来があるような気がして
無理して笑ってみた
涙がポロリとこぼれた
決めたんだ
私らしく生きよう
あなたをひとまず忘れよう
しっかり立って
背筋を伸ばして歩けるようになったら
もう一度
あなたに笑ってみよう
その時は
過去や未来にかかる
霧を晴らすくらいの
優しいあなたの
私への心配をぶっ飛ばすくらいの
とびっきりの笑顔を見せようと思う
それまでは
さよならだ
詩人:koca | [投票][編集] |
君のことばは魔法
聞くと心が熱を持つの
君の笑顔は癒し
向けられると私の顔はほころぶの
君の存在が奇跡
ここに居ることが限りなく嬉しいのよ
君に出会うために
生きてきたのかもしれないと
私本気で思ってるのよ
詩人:koca | [投票][編集] |
人ごみの中に消えた
あの子猫のように
君は
いつの間にか
姿を消した
今何処にいますか
トカイは辛くないですか
君ならうまくやっていけてると
信じながらも
なぜこんなにも心配なのでしょう
君が時々見せた
とても無邪気な笑顔が
ずっと残っているから
ずっと残っているから
詩人:koca | [投票][編集] |
毎日チコクに
時々サボり
先生にタメ口に
エトセトラ
明るい姿が元気をくれていた
さりげない思い遣りも感じていた
何だって楽しんでやれることを
教えてくれたのも君だった
持久走
一生懸命に
先頭を切って走る
教室の窓から見つけては
授業なんてもう遠くへ放り投げてしまった
性格も生き方もやっぱり違って
交わることのない道だったし
私は変わった
君だって少しも変わらなかったわけじゃない
だけど
ねぇ
君に言ってなかったことがあるの
それは
私は君になりたかったんだ
それと
君に出会えて本当に良かった
詩人:koca | [投票][編集] |
そよ風みたいな
優しい君
サラサラ
君は僕のそばで花のように咲いていて
ふわふわ
甘い香りをいっぱいに届けてくれる
愛しくてどうしようもない
毎日春をくれるんだ
少しぬけてるとこ
屈託のない笑顔で手をひっぱるとこ
芯が強くて自分に厳しいとこ
そんな君に
何度救われ
何度成長させられたんだろう
もしも君に出会ってなかったら・・・
何て言えばいいのだろう
『ありがとう』かな
夏の太陽みたいな
まぶしいあなた
毎日勇気をもらってるよ
差し出す案外大きな手に
どきり
少年みたいな笑顔に
きゅん
少し面倒くさがりやなとこ
大人ぶってはしゃぐのを抑えるとこ
強い眼差しでほんとはまっすぐ前を見据えてるとこ
全部全部
愛しくて堪らない
こんなに心がスッと晴れるような人には
もう出会うことはないでしょう・・・
夏の晴天のような貴方に
『ありがとう』かな