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kocaの部屋


[18] dim light
詩人:koca [投票][編集]

部屋の中
目を閉じられなくて
無意識に外に視線をやる

蒼い光が射していて
今が夜中なのか明け方なのかも
分からなくなって

この不思議な光に包まれていると
昼間の出来事が
煩わしい事に思われてくる

笑いの渦の中
然程無理をしているわけでもないが
少しの義理を含む私の笑顔

上司を見ていると
時々感じる寂しさ

大人になることは
孤独なことなのだろうか

彼の気持が少しも分からない私は
なんと未熟で穴だらけなのだろう

ああ
こんな事をしてても先が見えるわけじゃない


失敗を繰り返す私に
君なら何を言ってくれたのだろうと

ふと思う

君のような心が
側に在ったことが
どんなに私に必要なことだったかと思う

きっと自分を見失わずに済んだ

そう思う私は弱くて薄くて
君の瞳には消え入りそうに映ってしまうのだろうけど


蒼い光が消える前に眠りに就こう

再び目を開けた時
少しは高い位置を
歩ける気がするから

いつかは
このはっきりしない
不安の霧より
高いところへ昇りたいから

2009/01/20 (Tue)

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