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kocaの部屋


[19] 刹那の歌
詩人:koca [投票][編集]

すれ違いざまに

君が口ずさんだ歌が

フェイバリットソングになってる

君からのメッセージのような気がして

振り返った




あの歌がラジオから流れる度に

特別な時間に包まれる

懐かしくて切ない歌



あの頃を

刹那の旅にしておくべきだった

長旅に少し疲れてしまったみたい


君はその歌を歌わなくなっていた

そして歌は忘れられてしまった



思えばあの歌を歌った頃から

君は少しずつ変わっていってた

遠く広がる無限の世界を見つめた瞳は

現実の未来をしっかりと掴んだ瞳に変わった



ほんとうに

刹那がいっぱいだったね

いっときいっときを

懸命に生きて

積み重ねていった

振り返らなかった

君が

かっこよくて堪らなかった

そんな君と過ごした事を

いまでも誇りに思うよ

2009/01/20 (Tue)

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