止まったことは無いひたすら進んでランナー集団の足音を聞きながらその最後尾になろうとも足を動かし続けて自分の速度など無かった全ては集団が基準右足を出したら取りあえず左足をそうすれば進むんだ通りすぎた景色を覚えていない何百という音に気付いていなかった集団の息遣いは覚えているのに彼等の顔を知らなかった
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