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kocaの部屋


[34] ひたすら
詩人:koca [投票][編集]

止まったことは無い

ひたすら進んで

ランナー集団の足音を聞きながら

その最後尾になろうとも

足を動かし続けて


自分の速度など無かった


全ては集団が基準

右足を出したら

取りあえず左足を


そうすれば進むんだ


通りすぎた景色を覚えていない

何百という音に気付いていなかった


集団の息遣いは覚えているのに


彼等の顔を知らなかった

2009/01/22 (Thu)

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