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子犬の部屋


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詩人:子犬 [投票][編集]

何も 汚れのない
あの虹を
懐かしく 
思いながら
見つめていた

いつから こうなったのだろう

いつのまにか
色とりどりに光る
小さな水晶が
頬を
転がり落ちてきた

なんこも

なんこも

今は 汚れてしまった
あの虹に
見えるだろうか

こんなに
奇麗な
水晶の光りを

そんな気持ちが
マルク
溢れてくるばかり

私は
今も
小さな水晶が
頬を転がり落ちている

懐かしい
虹が
見えるまで

2004/08/20 (Fri)

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