詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
この先
眠れないままの
秋の夜長に
君を想って
想って
想って
想って
想って
ただひたすら
眠ること忘れて
大きくため息吐けば
また
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あまり覚えていたくない想いを一時的に解消しようと
風邪薬と頭痛薬と入眠剤を
強いお酒で流し込み
右も左もわからないほど
ふらふらになってた
雨上がりの重い空の日
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もう夢が夢でなくなるころのお話から
きっと誰もがそう想うんだろうけれど
そのまま時間が留まればいいと
叶わないもの
叶わないもの
かなわないものばかりの
私のないものねだり
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雨が一粒
鼻の頭で
はじけて
笑って
笑って
次の一粒を
連れてきた
傘を持ってないから
少し迷惑
傘を持っていたら
少し寂しかったんだろう
三粒の雨は
電線から垂れた
大き目の
微笑み
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もしかすると
もしかしたら
離れている僕の愛する人が
これを見てくれる
届かない感想を
走り書きしている
そんなことばかり
自分勝手に想いながらの
君へのメッセージ
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「この店に居るよ」との
メールの内容だけを頼りに
二人の待つ喫茶店へ
足を早める僕が居た
残業帰りに疲れた足を引きずって
ただひたすら
歩を進める僕が居た
誰かに会う日はいつも急ぎ足の
勇み足の僕
恋愛もこんな感じで前に進めばいいのに
と、頭の中をよぎらせた想いが
僕の足を鈍らせた
あの子に対しては重い足かせの想い
時間がないから急がないと
二人は帰ってしまうだろうな
詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
通りがかったアクセサリィショップで
君の誕生石のブレスとピアス
曇った空だから
余計に深く輝いて
思わず買って
自分でつけた
ウィンドウには
君の笑顔のポートレイト
三つ目のアクセサリィは
いつも心の中で