詩人:野上 道弥 | [投票][編集] |
『窓の外』
窓の外から少しの手話
わかったかなぁ
覚えたかなぁ
必ず解き明かすこと
次に逢うときまでの宿題だよ
でも本当は窓の外からでも聞こえるくらいに叫びたい
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本当はとても臆病 強気に見えても自信ありげに見えても 傷つけるのではないかといつもビクビク
本当はとても寂しがり いつだって一人になりたくない 特に大切な人の概念を知ってしまったその日から
本当はとても泣き虫 きっとそれは誰もが知っている 好きな歌聴いても人の話し聞いてもすぐにウルウル
本当はとても口下手 電話をする人は特に知ってる 緊張してしまうと何も喋らないし よくどもってる
本当はとても…
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ねぇねぇ
きいてくれるかな
あたしね
あなたを好きでよかったと心から想えるの
少しの後悔もないんだよ
すごいでしょ
あたしの想いのすべてがあなたに伝わってるかな
ちょっぴり不安
でもそんな悩みさえも凄くシアワセ
だって
あなたが好きで生まれた悩みなんだもの
あ
あたしばかり喋ってる
えへへ
緊張したらいっぱい喋っちゃった
ねぇ
聞かせて
あなたのすべて
あたしをどれだけの「好き」でいてくれるの
ねぇ
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ずっと手をつないで
いつも横に並んで
あなたの「好き」を感じてたい
とても素敵な時間がほしい
想ったことのすべてを言葉に乗せて
想ったことのすべてを文字に変えて
あなたに伝える素敵な時間がほしい
17な子供のあたしの
精一杯な背伸びをした恋を
今
夢で見ながら
まだ逢えない運命のあなたへ届けるから
少しの間だけまっててね
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それを例えるなら
湧き出る清水なんだろうか
感極まった涙なんだろうか
胸のうちの感情が
胸を締め付ける
どこかで吐き出そうか
雨降りしきる人行き交う橋の上
傘捨てて
ドラマのように叫ぼう
僕から君へ
…と
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雨が雪に変わって
雪がまた氷雨に変わって
捨て猫が悲しそうに天を仰いだ
暖めてあげたいけれど僕には何もない
ごめんね
今日君にエサをあげても
明日には君は
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神経細胞がゴチャゴチャ
ニューロンが云々
エストロゲンがあれやこれや
大脳新皮質があーだこーだ
いーぢゃねーか
そんなのどーだって
要は君に恋しただけなんだ
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そんなに大切なのか
これから来る日が
毎年のようにそう想う
ここ十数年この日を心から楽しんだ事もない
本当の顔も知らないキリストさんの2,000歳の誕生日を祝う気にもなれないが
特別な人が居ても一緒に暮らそうなんて想わない
二人で過ごす、ありふれた日常のほうがとても大切
だから別に一人の年でも二人の年でも
僕にとっては変わらない一日
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今年もまた復興のネオンの『華』が開いた
毎年
その下に立って点灯の瞬間を見るんだ
友達に話しかけられて
ついそのタイミング逃しちゃうけれど
この街の復興の光は
私たちの誇り
お洒落が似合うこの街の
『華』が似合う街の
私が好きな港の街の
帰り道の椿の垣根もライトアップしてくれれば
は
私の個人のワガママ
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今一番に望むことと言えば
案外
記憶喪失だったりする
記憶の怪物が
毎晩毎晩
僕を壊しにやってくるから
懐かしい顔から
もう二度と会わない経験まで