月明かりの下私の肩を抱いて静かな寝息をたてる大切なあなた肌と肌を触れ合わせているこの時間だけはいつもいつも形容できない私の漏らした吐息はつないだ手と手のようにあなたの寝息と混じり合うあなたに乱された髪はあなたの肌を抱いている息や髪にまで嫉妬しそうそう想ってみたらあなたの唇を奪いたくてそっと口付ける今度は私が代わってあげる私があなたの肩を抱いて私の胸の中で眠らせてあげる目を覚ましたらもう一度口付けして寝顔まで優しいあなた
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