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野上 道弥の部屋


[134] 海月
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

海月のように浮かんでいたい誰一人いない夏の夕暮れの海

海鳥達も羽を休めに巣に戻ろうとしている

朱に染まった波は規則正しく体を揺らしては沈めて返って行く

陽が沈みきって星が瞬いて月が照らす砂浜に寝そべり

自分がどれだけ小さくて弱い者かを再確認できたら

そのまま眠って陽が空を焦がすのを待とう


1日くらいそんな風に無駄に過ごすのも悪くないから

2003/08/03 (Sun)

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