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野上 道弥の部屋


[61] それを知った日
詩人:野上 道弥 [投票][編集]

それを知った日の昼

僕は小さなカフェにいた


知らずと滲み出た涙と微笑み


せめて君に「おめでとう」を言いたいけれど

届かない電子メール

もう本当に君は僕から離れてしまったと

それを知った日にもなった



君が結婚すると知った日の昼下がり

届かないおめでとうが泣いた



その光景を

店員サンだけが見届けていた



2003/04/05 (Sat)

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