ホーム > 詩人の部屋 > 中村真生子の部屋 > 民藝に想う

中村真生子の部屋


[108] 民藝に想う
詩人:中村真生子 [投票][得票][編集]


聞こえてくるのは

作った人の息遣い。

見えてくるのは

使った人の息遣い。

暮らしの中で生まれ

人ともに暮らし

ひっそりと還っていく。

けれど

確かに自分を生きて…。

一個の碗に

一枚の着物に

時を超えて

今も息づく

人と暮らしの息遣い。

「柳宗悦展」in鳥取県立博物館


2012/05/16 (Wed)

前頁] [中村真生子の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -