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中村真生子の部屋


[274] 宿りの磐(須我神社奥宮)
詩人:中村真生子 [投票][編集]

巨石に出くわしたとき

古人は神が作ったものと

考えたのであろう。

あるいは

そこに神の姿を見たのか。

八雲山の登山路を歩き

長い石段を登ると

忽然と現れる3つの巨石。

苔蒸して森の色となり

木漏れ日と

注連縄とをまとって

神々しく鎮座する。

磐の前で手を打って

ここに居ることを知らせ

手を合わせて

大なるものに想いを馳せる。

畏敬と安らぎとを

胸の奥に覚えながら…。



須我神社奥院 須我神社(島根県雲南市大東町須賀260)より北東へ2q

2012/11/05 (Mon)

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