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中村真生子の部屋


[38] ネギじゃこ卵焼きの朝
詩人:中村真生子 [投票][得票][編集]

朝食事の準備をする。
いつもと同じような朝。
ネギを刻みながら
けれど
今日はもう二度とないことを
ふと思う。
だからというわけではないが
だからというわけであるからかもしれないが
卵焼きにネギに加えて
じゃこを入れてみる。
少し多めに。
窓の向こうには
絹織物のひだのような雲…。
雲も春の装いか。

2012/03/06 (Tue)

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