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香の部屋


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まだ少し肌寒い

外を

桜並木を横目に

僕は歩く

少し前まで咲けずにいた花の芽も

暖かい陽に照らされて

咲いたのだろう


そんな

ふとしたことに

春を感じれるのはきっと



穏やかじゃないと

無理なのかもしれないと

考える



それは

誰かが自分を支えてくれてる証かもしれない

同じ空の下にいる

あなたも

心穏やかであったら

嬉しいなぁ

そんなことを考えながら

陽の光を浴びて

ぽかぽかと

心も体も暖かくなって歩くのは

『春』という

季節の特権なんだろう

2006/05/13 (Sat)

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