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康介の部屋  〜 新着順表示 〜


[124] なきむし
詩人:康介 [投票][編集]

ぼくがなきむしなのは


どうかんがえたって きみのせい。

2013/03/11 (Mon)

[123] survivor's guilt
詩人:康介 [投票][編集]

「誰のせいでもない」なんて

そんなことは思えなくて

「僕のせいだ」と思いたくて

こんな風にしか想えなくて


会いたい

会えない


見つかってほしい

見つからないでほしい


忘れたい

忘れたくない


もう2年か

まだ2年か


誰のせいでもないなんて

会えないことなんて

見つかったってどうしようもないことだって

忘れられちゃうことだって

忘れちゃうことだって


わかってるんだよ

それでも

それでも生きてかなきゃなんねんだ

2013/03/11 (Mon)

[122] 03/11:音
詩人:康介 [投票][編集]

きっと幻聴

あるわけがない

水の音が聞こえる

水の音だけじゃない

今も 耳を塞いでも

聞こえるんだ

水の音に混じって

誰かの

誰かを呼ぶ声が

2011/05/13 (Fri)

[121] 03/11:世界
詩人:康介 [投票][編集]

ああ
僕の世界はこんなにも
簡単に崩れ去ってしまうのか

恐怖で眠れなかったのは初めてだった
朝なんか来なければいいと本気で思った

もしかしたらこれは夢で
朝起きたら何事もなかったように町は廻っているのかもしれない
そう思って瞼を開けたら
太陽に照らされて町が縁取られてた

僕が22年間過ごしたこの町は
瓦礫とヘドロで塗りたくられた
別の世界みたいになっていたんだ

ところどころにある町の面影なんて
残さなくてよかったのに


そしたら別世界だって思えたのに

2011/05/13 (Fri)

[120] こんびにでーと
詩人:康介 [投票][編集]

電子音

鳴るたび少し

期待する

彼が来たなら

コンビニデート



AIKU100307


…季語とかナニソレ?レベルなんでもうスルーの方向で汗
職場でデートなんて!くっ

2010/03/07 (Sun)

[119] 転んで転んでまた転ぶ
詩人:康介 [投票][編集]

転んで
痛くて
血を流して
泣いて
のたうちまわって
わめいて
叫んで
また転んで


転んで転んでまた転んで
それでも
僕は生きてる

2010/01/18 (Mon)

[118] 04/05
詩人:康介 [投票][編集]

自殺をするのは

死にたい理由があるからじゃない

死にたくない理由がないからだ


だから僕は死ねなかったし

だから彼女は死んだんだ

僕は彼女の生きる理由になれなかったんだ

2009/04/05 (Sun)

[117] soni
詩人:康介 [投票][編集]

靴音だけでわかった

あなただと

香水の残り香だけでわかった

あなただと

後ろ姿だけでわかった

あなただと

声を聞かなくてもわかった

あなただと


声を聞けばわかった

あの人と 話しているのだと

2009/03/29 (Sun)

[116] スノウガール。
詩人:康介 [投票][編集]

自分はいつもいつも加害者だと
自分はいつもいつも悪者だと
それがどうしたと彼女は言った

部屋は吹雪で揺れて
僕はストーブに火をつけたくて
でも彼女が融けてしまうから
スイッチを押す手を引っ込めた

自分はいつもいつも邪魔者だと
自分はいつもいつも迷惑者だと
それでもいいと彼女は言った

僕は何を言いばいいのかわからなくて
彼女を抱きしめたくて仕方なかったけど
熱をもつ僕は彼女に触れることすら許されなくて
抱きしめるべき手を引っ込めた

自分はいつもいつも嫌われるけど
自分はいつもいつもそれに耐えてきたけど
君にだけは嫌われたくないと彼女は言った

熱と寒さに震える僕を
彼女は優しく抱きしめた
涙を流すように少しずつ
彼女の存在は融けて消えていった

僕は消えた彼女を掬おうと
冷たい水溜り手を伸ばして
その濡れた掌で冬の空を抱きしめたんだ

2008/07/06 (Sun)

[115] ヤサシイヒト
詩人:康介 [投票][編集]

あなたが僕のことを優しい人だと感じるのなら

それはあなたが優しい人だから

僕を優しい人だと感じるのだと思いまふ

2008/04/08 (Tue)
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