気持ち良く晴れた日曜日芝生の広場に 無口なあの娘と「月日」という やっかいなものが饒舌だったあの娘を変えてしまった呑気な僕は 三本目の缶ビールを開ける温かい日の光と アルコールが僕の意識を遠のけていく振り向くと あの娘が言葉を発しているとても真剣な表情ででも 全く声が聞こえない聞き返しても 無駄だった僕にはもう あの娘の声が 聞こえなくなってしまった
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