詩人:きよたか | [投票][得票][編集] |
アリバイを崩して
一歩踏みよってみたら
うめき声が聞こえた。
営業スマイルの奥に潜む
おんなじような本当の顔。
感じない世界が疎ましい。
きっと僕もそんな顔して
くたくたになってるんだろう。
欠落した感覚が戻らない。
これはもう結構前からだけれど。
左脳だけがいつもやかましい。
情報が走り抜けて逝く
ストレスだけが立ち止まる。
せわしなく流れる時。
そんな日常が普通で。
楽しかった事は大事にしまってある。
小さな頃の話ばかりだけれど。
つまらない事は全てゴミ箱へ
手のひらはいつも次捨てる分で塞がれている。
何がしたくてこうなった?
人間捨てても良い。とさえ思った
ぬるま湯につかるのも悪くないかも知れない。とも
ねぇ?昔の僕?
伸ばした手に掴めない物なんてない。
はっきりと言える。
必要なのは諦めじゃない。
踏み外してもいい。
偏差値なんかじゃはかれない物
本当の自分を見つめてくれ。
まともな大人になれなかった僕のアドバイスだけれども。
耳だけこちらに向けてくれ。
難しい事は言ってない。
芽をつんでしまってからじゃ
もう、遅くなってしまうから。