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きよたかの部屋


[16] そして僕はいずれ薄れて、
詩人:きよたか [投票][編集]

そして僕は何を考えただろう。

そして僕は何を伝えたいと願うだろう。

そして僕は何をしたいと願うだろう。

そして僕は何を考えるだろう。

そして僕は何をするのだろう。

そして僕は何をすべきだろう。

そして僕は何を聞くだろう。

そして僕は言うだろう。

それはつまり最後の言葉になるだろう。

しかしそれはこの世の本質からはズレているのだろう。

そして僕はそれを理解しているのだろう。

しかし僕は言うだろう。

しかしこれらはすべて、憶測の話であるからして、それは確定事項にはなり得ないだろう。

しかし僕は言うだろう。

おそらくそれは、至極普通で、多くの人間は、すでに聞き飽きてしまっている言葉なんだろう。

しかし僕は言うだろう。

なぜならそれは、ありきたりで有りながら、最も大切な言葉であるから。

だから僕は言うだろう。

それはきっと誰に向ける訳ではなく、しかし、全く知りもしない相手に向ける訳でも無い言葉。


それはきっと始まりの言葉。

だから

終わりの言葉にもしよう。



「ありがとう。」

を。

2007/03/18 (Sun)

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