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きよたかの部屋


[24] 崩壊アイデンティティ
詩人:きよたか [投票][得票][編集]

情けない自分に嫌気がさして
しまい込んだ全てが、溢れてしまいそうになる。

なにもかもに背を向けて、歩き続けてきた
「これでいいんだ」
どこかの誰かに言い訳をした。

いつもそうして
目の前に壁が立ちふさがって
初めて気付いて
途方に暮れて。

振り返って見えたスタート地点が
もう霞んでよく見えない程に、遠い。


誰かの所為にしたくて
なにもかも捨ててしまいたくて
「全部、夢だったらいいのに」と
僕は目隠しをして、立ち尽くした。


なにも変わらないと分かってるのに
全て変えたいと思ってるのに
なにもしない自分が情けなくて

しまい込んだ全てが、溢れだして。


なくなって。



なんだかもう、

僕がいなくなった。

2010/01/17 (Sun)

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