詩人:きよたか | [投票][得票][編集] |
まるで夢から覚めたみたいに
君はすっぽりと
僕の辺りからいなくなっていて
ふと思い返す度に
虚しさだけが僕の肩を叩くんだ。
「何も出来なかったわけじゃないんだけど。」
ただ何もしなかったんだ。
自分を逃がす言い訳も
飲み込んだ本音さえも
なんの意味も為さないまま空に溶けていった。
「後悔する事の先にあるのは、諦めだけなのかな?」
それとも
今の僕にはわからないけれど。
「きっと僕はこうして死ぬまで生きていくんだよ。」
その言葉は、
もうすでに全てを諦めた本音なのか
誰かに慰てほしいだけの台詞なのか
まだ僕にもわからない。