ホーム > 詩人の部屋 > きよたかの部屋 > WIMP

きよたかの部屋


[25] WIMP
詩人:きよたか [投票][得票][編集]

まるで夢から覚めたみたいに

君はすっぽりと
僕の辺りからいなくなっていて

ふと思い返す度に
虚しさだけが僕の肩を叩くんだ。

「何も出来なかったわけじゃないんだけど。」

ただ何もしなかったんだ。

自分を逃がす言い訳も
飲み込んだ本音さえも
なんの意味も為さないまま空に溶けていった。

「後悔する事の先にあるのは、諦めだけなのかな?」



それとも



今の僕にはわからないけれど。


「きっと僕はこうして死ぬまで生きていくんだよ。」

その言葉は、

もうすでに全てを諦めた本音なのか

誰かに慰てほしいだけの台詞なのか

まだ僕にもわからない。

2011/05/05 (Thu)

前頁] [きよたかの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -