詩人:くいな | [投票][編集] |
オレの中で眠り続けていた
小さな感情がついに眼を覚ました
少年時代に捨てたはずの、
大嫌いな“ボク”が
まだここにいたのか…
『もっとボクを見て!』
『もっとボクをかまって!』
『もっと甘えさせてよ!!!』
張り裂けそうな悲鳴
突き刺さる程の切ない叫び
“ボク”が耐えてきた分の
すべての感情に、
大人のふりをしてた俺の鎧は
吹き飛ばされちまった…
それでも俺は
“ボク”を懐に隠して
それでも俺は
薄い甲冑に身をかためて
戦わなきゃなんねぇんだ!!
うるせぇ!!
邪魔だ!!
黙ってろ!!!
どんなに叫んでも…
どんなにもがいても…
それでも“ボク”は…
それでも“ボク”は………
強くなりてぇよ………
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困難な事を成し遂げる時、
君は決意するんだ。
『自転車で日本を横断する』
『ダイエットする』
『彼氏にフラれてしまった事を認める』と。
でも、やっぱり
『箱根の山で足が動かなくなった時』
『1ヶ月たっても体重が減らない時』
『彼のやさしい姿を思い出した時』
君は
決意を貫く事をためらってしまうんだ。
逃げ道を探してしまうんだ。
それでいいのさ。
うん。いいんだよ。
どんな人でもその瞬間は訪れる。
それは決意が足りなかったんじゃない。
君が弱いんじゃない。
それが人間なんだ。
それでも
『まだまだやれる』と
勇気を振り絞れる人間だけが
その先に新しい景色をみる事ができる。
決意の価値は
君が逆境を乗り越えた時に生まれるものさ。
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美しいのは
【決意】という名の灯火ではない。
大海原で歯を食いしばりながら舵をとる、君の汗に反射した【決意】の灯火なのさ。
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いつも世話になってる人が怒るのが怖くて
『いつもありがとう』
って、言ったんだ
そしたら彼女は
にっこり笑って
『どういたしまして』
オレを守るために放った言葉が
大切な人を笑顔にさせた
ただ、彼女の不機嫌を回避したかっただけのオレは
その素直な笑顔を直視できなかった
申し訳なくて…
申し訳なくて…
今度は…
これからは
自分を守るためでなく
相手を想って
『ありがとう』
を言おう
詩人:くいな | [投票][編集] |
大切な事から目を背けて
楽な方へと逃げてゆく…
大切な事から目を背けて
大人の真似をするばかり…
カッコイイ言葉ばかり覚えても、
蓋を開ければただの子供
結局、
責任を…リスクを…現実を…
無視した子供のオママゴトだったわけね…
オママゴトの包丁がおもちゃであるのと、
オレの言葉に重みがないのは、
同義なわけで…
遠い楽園を夢みるんじゃなくて
足元の地面をしっかり踏みしめて歩かなくっちゃ
詩人:くいな | [投票][編集] |
ダメな奴だと思われるのが恐いよ
みんなの言葉を聞くのが恐いよ
みんなに会うのが恐いから
僕は部屋に引きこもるよ
引きこもりは楽しいよ
人の顔色を伺わずに、
好きな事できるんだもん
引きこもる程に
みんなに会いたくなくなるよ
会った時、
僕の事をどんな眼でみられるか分からないから
みんなの場所に僕の場所が見当たらないよ
僕はそこにいてもいいの?
この苦しみをどうしたらいいの?
この辛さをどうしたらいいの?
みんなともっとお喋りがしたいのに
みんなと話をするのが恐いよ
自分を守る事しか考えられない
自分に甘える事で現実から逃げる
これではダメだと分かっていても
玄関の扉が開けられない
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前から思ってたよ
君といると幸せだと
前から感じてたよ
君の事が好きなんだと
君の事をずっと好きでいたい
君の事をもっと好きになりたい
いつまでも
手を繋いで歩いていようね