詩人:黒神仁 | [投票][編集] |
私は生まれた。
望みはなく
絶望もなく。
ただ
生まれたのだ。
生まされたのだ。
では私は何故生きているのだ?
神に問いたい。
なのに神は死んでいた。
私は生きる理由を探す為に生きることにしようか。
しかし悲しきは私か神か。
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一体どこの誰がこの喜劇を知っているのだろうか。
そして知って一体誰がこの喜劇の幕を下ろせるのだろう。
ただあるのは日々を恨み自分を嘆き悲しむだけ。
あぁ、皮肉。誰が私達を生んだ?神か?ならば私は神を殺そうか。
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魔王は人間を次々に肉片へ。
この人間の罪は知らない。
人間は殺さねばならない。
存在悪なのだから。
この世界は元々私達の物だった。
だから私は殺さねばならない。
私達の帰る場所を取り戻す為、例え魔王と罵られようと。
大勢の無知が1人の英雄を狂わせる。
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勇者はモンスターを次々に肉片へ。
モンスターの罪は知らない。
トキの声に叫びにただ答えている。
この世界は元々モンスターの物だった。
だが私はモンスターを殺さなければ。
私が正義なのだから。
大勢の無知が1人の英雄を暴走させる。
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青空の下、ひなたぼっこを楽しむ少年と犬。
授業の終えるベルが鳴る。
逃走少年は包みを広げる。
からあげは涙ながらに犬の体内へ。
もぐもぐしてると襲撃により口から逃げるタコさんウインナー。
目の前に現れた少女は爆発寸前(当社予想)。
少年はぶるぶるしながらあいさつ。
犬はしっぽをブンブンしながらアピール。
少年と犬の絶叫がこだまする。
少女は少年と犬のしがばねを無視して隣に陣取る。
心なしか少女は少し笑みを浮かべる。
青空の下、少年と犬に少女を迎えてランチタイム。
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蝉が少し早すぎるスタートを切っている。
声を張り上げようとも届かぬ叫び。
蝉が大合唱する。
霞む生命の叫び。
届かぬ叫び。
蝉が少し遅すぎるスタートを切っている。
声を張り上げようとも届かなかった叫び。
最後の生命の叫びを上げる。
僕はただ消えゆくというのか。
ああ…
ああぁ…。
蝉はなくことをやめた。
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今まで幾つもの視点で視てきたが分からない。
主観から生まれる真実ではなく客観で生まれる真実を私に。
我々相対者が相対者で在る限り
イデアにはやはり臨めぬのか。
今までの論理はただの輪廻なのだ。
新たな
総てを肯定する論理を。
ただ分からない。
高く
深く
なるほどに複雑になってくる。
これが神が与えた試練とやらか。
私はどうすればいい?私は?
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理解何かしてくれなくていい。
どうせ無理だから。
理解何かしてくれなくていい。
私は普通から離れているらしいから。
理解何かしてくれなくていい。
ただの自己満足に浸りたいだけ。
理解何かしてくれなくていい。
同情してくれるなら。
そこまで分かっている私が理解を求める。
理解何かしてくれなくていい。
ただ聞いてくれるなら。
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力なき理想は夢と終わる。
力ある理想は血を呼ぶ。
弱きを強きとする人間に弾丸を持てば
新たな強きを得るだけだろう。
この世界が平和を消したのかも知れない。
万物にとって平和なんて言葉は夢物語なのだろう。
ならば私が銃を手に叶えようか。
しかし困った。
私は銃よりペンを持ちたい。