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梅宮 蛍の部屋  〜 新着順表示 〜


[18] シティ・イン・ザ・アイランド
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

おおきなひとがやってきて ぼくをのみこんだ
まっくらになったみちのとちゅう
そこはあたたかくて やわらかくて

ちいさなひとがあらわれて ぼくにはなしかけた
ピンクいろのみちのとちゅう
そのひとは ぼくのまえにきたひとだって
そういって

ぼくのてをとって ふたりはおどった

ねぇ ここはどこ?
そんなことがだいじなこと?
ねぇ きみはだれ?
あなたはしってるはずよ

おおきなひかりがやってきて ぼくをのみこんだ そのあさに
ちいさなひとがやってきて ぼくはかみさまと ともだちになったんだ

2022/01/28 (Fri)

[17] ゆするぎ
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沈みゆく果てに歌はない
高く飛ぶ花
舞えば夢
奥園の果てに夢はない
低く成る鳥
散れば空
松林の静寂
倶利伽羅の寂静
那由多の煌めき
悔恨の唸り
軋む悟道に幾万朽ちねど
弾む魂緒は
救世の真髄神のまほろば

2020/03/02 (Mon)

[16] 悔い
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やっぱりあなたが好きだと言えたなら
どんなにか良かった
それでもあなたと私 今もこうして二人

2020/03/02 (Mon)

[15] 帰路のセーラー
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雨止まず
濡れそぼる肩に
感覚はなく
制服重く
足は冷たい

鞄の重く被さりて
傘の骨の食い込みて
家路辿る
今日の鈍色

2024/09/13 (Fri)

[14] 酒場
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括弧付けて格好つけて
話す言葉は借り物だと
言われりゃ確かにそれまでだが
貸し借りもなく
生きていけりゃあ世話は無い
誰に幾ら入ったとか
誰が幾ら取られたとかが
酒の肴にならない今の時代は その代わり
誰に何をされたとか
誰が何をやらかしたとか
そんなことが世事の話で世話も無い
括弧付けてでも
話せる言葉があるだけまだマシだろうと
笑う親父に 銚子が一本 酒の夜

2020/01/04 (Sat)

[13] 呟きの果て
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無造作に垂れ流される情報に脳がやられる
安易に解き放った言葉は宙を舞って忘却される
悪意のない毒が私を蝕む
右手が腐り落ちてシミになる
指先がシナプスを止め
灼ける陽に脊髄が呻き
また一つ 泥土に沈んだ



その 果て

2019/06/21 (Fri)

[12] 街角に佇むように
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繊細な花がそこにある
緻密な歌が流れる街
其処此処にあふれる光は
僅かに影を残して 多くを照らす

例えばあなたが悲嘆にくれる時
その影はそっと寄り添うでしょう
例えばあなたが憤りに埋もれそうになった時に
踏み締めた足の下に生まれた小さな影法師のように

そして
笑い 泣き 怒り
そうして楽しむあなたの生が
僅かに影を残して また誰かを照らす

咲く 繊細な花
輝く それは  あなた

2020/03/05 (Thu)

[11] 
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

昇る煙がワンルームの部屋を流れて換気口から逃げていく
生まれる煙と 出ていく煙と
その違いはどこにある
書き出す文字と 読み込む文字と
その違いは

2020/11/30 (Mon)

[10] 罪はどこにあったのか
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ただ貴女が好きだった
ただそれだけだった
気持ちを形にしなかったことを責められるなら
形のないものを見ようとしなかったその目も責めさせてほしい
待ちきれなかった貴女を責める事が出来るなら
迎えに行かなかった僕も責められるべきなのだろう

ただ貴女が好きだった
ただそれだけだった
そこに罪がある事を知るには
僕は『人』を知らなさ過ぎた

2019/06/16 (Sun)

[9] 
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

歩き出す早春に光を見る
希望と共に抱いたのは果てのない夢だった
落とし込んだ影がついて来るものだとは露程も思っていなかった
漫然と歩く足跡に咲く花は無い
種を蒔き忘れたと気付いた時には最果てが目に見えていた
どこまで行っても道は続く
限りある資源を踏みつぶして舗装した道は無限で
限りなく流れる時間は寿命に押し負ける
歩き出す早春に夢を見る

夢はただの夢だった

2019/06/16 (Sun)
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