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梅宮 蛍の部屋  〜 新着順表示 〜


[3] 夢のあとさき
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

夢のあとに風が一陣
始末を付けられない男たちは 無防備に

夢のさきに花が一房
女はいつも現実的で だから幻想的で

出会ったのは間違いだったのか 正解だったのか
追い求めた物は幻だったのか 現実だったのか
そこにあった物は愛だったのか 望みだったのか
誰も知る由はない
今はただ 夢の抜け殻があるだけ

2018/11/02 (Fri)

[2] 悠幻
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

ひとひらの夢が翁樹から溢(こぼ)れ その手に着地する
風の香は甘く桃源の色をしていた
貴女の着物は赤く 唇に挿す紅もまた赤く
淡い光に包まれた画の中で 唯二つ 鮮明に映える

朝霞の雫 そのひとつひとつが
雑音(ぞうおん)を吸い込み 雑事から切り離す
そこには静謐が溢(あふ)れていた

初恋の人の横顔は清らかで
いついつまでも清らかで
僕はただじっと 魅入るのだ

最期の瞬間(とき)を迎える今に




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ひとひらの夢が翁樹から溢れ その手に着地する
風の香は甘く桃源の色をしていた
貴女の着物は赤く 唇に挿す紅もまた赤く
淡い光に包まれた画の中で 唯二つ 鮮明に映える

朝霞の雫 そのひとつひとつが
雑音を吸い込み 雑事から切り離す
そこには静謐が溢れていた

初恋の人の横顔は清らかで
いついつまでも清らかで
僕はただじっと 魅入るのだ

最期の瞬間を迎える今に

2018/12/05 (Wed)

[1] 懲りない面
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

歩く亡者
嘆く健常者
死んだ人
死んでほしい人
狂えるほどに無感動

走る指先
割れた頭
凡庸な感性
現実逃避

沼の底
また一体、私が降りてくる

2018/06/06 (Wed)
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