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さららの部屋  〜 新着順表示 〜


[264] 記憶喪失への贈り物
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嫌みなくらい


希望を並べた


物語というのは


きっと人間が記憶喪失


健忘症


という認知症となりがちなため


忘れんなよと


想い出させるため


強引にうたい伝えていて


口説い くどい

て時に言われながらも


人間の記憶喪失と


比例している口説さ













2012/02/25 (Sat)

[262] 絶望を希望に変えた人々
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絶望を希望に変えた人々


そうやって


ここまで来た













2012/02/25 (Sat)

[261] はやぶさ
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まるで息をしているみたい

エナジー走らせ


息切れしながら


地球へ還って来た



はやぶさ持ち帰ったもの



未来へ向かう心


エナジーでいきいきと


見つめる子供たち




2012/02/25 (Sat)

[260] 春の靴
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春の靴


何処向かう


戸を開いて出なければ


外へは出られない


ペンと紙 なければ


絵は描けない


春の靴


例え 買えたとして


はかなければ


いつまでも 地を踏むことなく



基本的なことから


意識反らしたのは


諦めと決めつけか



凄い 諦め方だと思う


決めつけ過ぎた



災害時のあのなかなか止まない勇み足



散々 自分で見ておき知りながら


凄い 諦め方


災害時 身体 丈夫ではないのに


その事 無視した行動



それなのに


ゆっくり歩幅で歩ける世界を諦めるという


たぶん 自分を知らないことまだ少なくない



春の靴


はいて走って行った


あの人の姿



知らない春の花の匂いのなか



まだ風は冷たかった













2012/02/25 (Sat)

[259] かなしみを別の道へ変える
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詩のなかに君は居て


君の中に詩は在って


時折 花道 降る雨


傘 君の心の背を隠し



あの季節 飛ばした傘


その風と比例はしなかった




夢の風と共に激しく降る春の雨


いつしか忘れ雪に変わり







夏の入り口で



バーチャル化した夢のなかの光合成


バーチャル化した光合成のなか

生じた夢



そこで“育む条件に

夢では足りないんだ


発育不全みたく




そう返事が来たように



雨打つ音


傘を閉じた君の青空


眺める 言の葉の仕草


こちらを振り向いた時



僕は 列車に乗っていた


毎回


毎年


悲しみなから逃れるように


悲しみを別の道へ変える

旅を





2012/02/25 (Sat)

[258] 分岐点
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あまい匂い




小さな動物
ママと見上げ


段々見えて来た
空と雲


暗くなると
真っ黒な空に
光るもの


ときどき
水 落ちてきて
音する



風は不思議






人の心に分岐点


この詩は僕の在り方


見方を変えるための


分岐点となる詩












2012/02/23 (Thu)

[257] 忘れ雪降る動物園
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鮮やかなブルー
そんな点滴


水平線と舟見晴らすよな
点滴



僕は手帖に画いた


苦痛を緩和するため





雪降る動物園
歩く人たちの幻のよな夢



その背の未来に
春の入口の雪降る



僕は水平線見える
点滴打ちながら



忘れ雪のなか
動物園歩く人たちの背を
夢見た



点滴など
打つようなことなければ
行けたのかもしれない



忘れ雪降る動物園へ













2012/02/20 (Mon)

[256] 空白の時刻表
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あなたは彫刻の森に向かうよに


そのバス停の時刻表
透かしながら


あなたは詩の小鳥となり
愛の小枝に
とまり
鳴いていた



彫刻の森で



さざ波 聴こえるよな

彫刻の森で

迷った詩の小鳥


枝を渡り飛び


鳴いて探すよに捜す


さざ波 聴こえる闇の森



砂地から手紙
届く


意味不明な暗号のよに


さざ波 満ちて


彫刻の森


魚たち辿り着けば


小鳥は

真上 見上げ


月に迎うよに飛んで行った


満ち引いて


魚たち 足を生やして


詩のなか進化しながら


そのうち

ことばのネットワーク


混線した頃


小鳥


バス停に止まり


詩っていた



このバス停は


時の何処へ迎いますか


時刻表には


何も記されてはいない













2012/02/20 (Mon)

[255] ジキタリスな青空
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ヘドロにもならず
老廃物 河となり
詩の血脈の辺りにさえ
巡り



詩の脈
どろろ どろどろと老廃物

こころの河
流れ



それはトラベル時計
落として壊れた夏休み



白い花
夏の草原に咲き



小川のよな詩
流れていました



確か 文学の点滴跡ばかりの誰かの脈は


春の小川から
夏の川



広がる海のよな時間へ流れ辿るはずの


こころの河


脈打つ

詩の核心



どろろ どろどろ老廃物
流れ留まるかのよに


デトックスの河で

文学の果実
かじった夏の夜


学生帽
落としながら


吐いて吐いて


その物語また
どこか
別の頁にて展開するという



夏の草原の白き花

レクイエムの入道雲


詩わせるために


白い花
摘み散らし



詩の脈
不整脈

動悸


文学の果実
吐いて
吐いて詩えよと




ジキタリスかじり
旅する文学の空とは



恐ろしく澄み過ぎた青空だと誰か吐き捨てていた













2012/02/20 (Mon)

[254] 春の滴
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それぞれの
小さな朝に


春の雫
伝い


それぞれの小さな夜に
春の月
浮かぶ


それぞれのエピソード
僕たちは
知らない


知らないけれど


君の声
メッセージ聴く



それぞれ眺めた
あのまるい空

このまるい空



似たような雲

季節 巡らせながら



春の滴の音


聴いて











2012/02/20 (Mon)
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