詩人:さらら | [投票][編集] |
ネギの刻み方次第で
少し気分変わる
その微かな薬味
風味
ネギの詩と
ネギの哲学
ネギの刻み方で
少し人生の方向
見方変わるとき
人によっては大きく変えて行く人もいるのかもしれない
うどんの薬味
鰹節と卵と刻みネギ
風合い良く
美味しくなった後
意識、変えてしまう人も居るのかもしれない
ネギの哲学
掴んで
キャベツの詩
レタスの魔法
大根のセンス
里芋の句
土の微生物からエネルギー貰って
天気の恵み巡らせて
あの人は
あの人にポトフ温め
新ジャガをたくさん貰った日
たくさんコロッケ作った
子供たち遊びに来ていた頃
私は子を生めない
子を持っても外出も望む範囲困難な診断
室内範囲まで
いつしか
料理作る時
旬菜の詩を刻み
ジャムの哲学
そうやって想い刻もうとしている
閉鎖した心の扉
開く鍵
求めるように
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化学反応のよな詩を綴るなと
忠告受け
雀の鳴き声 消えた
二日酔いと似た朝
文学
詩吟のよに余韻
響いて
眩しく光合成のよに
葉たち詩わせた
紅いマフラーのあの娘の
桜色した
夏へ向かう衿先に
文学乗せたペン剣の
若い文士の
鋭い文章力と比例しない不器用な
性分と
念つよく はかなく
たくましき 春の少女のよな
母となる人の詩に
夏に向かう葉たちの詩
ワルツのような詩吟
その光合成のよな淡濃のメロディー
風 予感のよに
さわさわと
買い物袋に好きなワイン提げて
ふっくらとした微と前髪だった彼女やつれ
生活に疲れた手で
失った愛情の淵
闇なか
柔らか切なき詩吟
綴り出す
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キッチンで
あなたから貰った詩を
冬の気温に湯気たち
恵みというソースで
頂く
不器用な心は
失敗した 火加減
水加減
調理に使うはずの水を火消しに使ったり
ソースをかけ過ぎたり
加熱し過ぎて難くしてしまい
何が柔らかくするのか
火、水加減も後に気づく
地球の
お家
マンション
アパートの上
花びら舞うような
柔らかな雪舞う日
暮らしの手帖のような
感傷
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精霊となった恋
聖霊となった愛
水辺の氷融けて
蓮の華食べる獣たち
在る春先の闇の夜
解脱希み吐いた
リカちゃん人形の衣
破かれ消えた彼の詩の一頁
本物だという玩具の指輪
使わ名ない空白の免許証
口封じされた改ざん書類のコピー
記憶中のタマシイの殺人鬼の藁人形
花束の残骸
悲しみ憎しみだらけの塊となった老廃物
文学識った獣たちの
精霊となった恋
聖霊となった愛の哀しみに
春先の淡雪
降り積もる
薄衣の雪山
溶ける頃
文学うたう
その旅衣肩
花びら乗せて
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僕は自分を自分だとよく意識したこと
在っただろうか
ただ望むこと
やりたい事を
夢という範囲を
そこに我を意識したことあっただろうか
そのなかに自己の世界
部屋が在り
ただ
あまりこの先 時間は無いよと知ってしまえば
自分らしく在りたいなどという見方より
自分という嫌な面、認めている面、理解している面
それ以外の自身を人間は意識するのだと想う
自身が好むような人間では無かったからと
自分を空虚として見ることは
間違っている
ただ幼い頃の無意識が記憶している過程が
そう想わせているのなら
治癒の時の旅のようなものと
接触出来たならと
言葉と気持ちだけでは云えますが
そんなに単純な問題ではなく
心の細胞が傷ついていても修復する過程
こころのシナプス切れていたら繋ぐ過程
沢山の人たちが望んでいる
元気が無い時は思考は止まります
それは自然と少しずつ元気になることさえ意識せず
時を過ごすことも
必要なのだと想います
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雪の滴伝いし時の狭間
夢覧る
春の蜃気楼
飽和し湯気のぬくもり霞む詠の行方
彼方 迎う雪の雲
夢隠しつつ白く街 村
降り積もる物語の先に
春だと詠むに
あまりに冬うつくしく
哀しみ隠し
白き蜃気楼 果て溶けた物語
飽和し
夢観た跡の雪溶け水
隠れた跡の捜の詩
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春には溶ける雪ダルマのアベック
手袋だけ落ちて
小川となり
寄り添い合った
雪ダルマ
暖かそうに
こんな人間に無理矢理
ラブソングうたわせても
ラムのラブソングを
サディスティックに変調させたよな文句しか
知らない
浮気などされたら
本物そっくらな蜘蛛のおもちゃを沢山
買って 椅子やめにつくとこ
置いたとて逃げるというより
喜びそうなタイプで
おもしろくない
そうさ 緊急対策に意識傾きやすいのは
大切な人たちを守るため
そこで
雪ダルマのアベック
詩い逢うよに
寄り添ってる
春には手袋だけ落ちている
ふたりの想い
飽和し大気となり
雲となり雨となり
傘 鳴らす
いつか雪となって
その寒さは
温もり求めること
報せ合うように
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ネカマは哀しく楽しいという
いいか俺はネカマぢゃねぇんだから
俺の気分が変わった時は
乖離のようなもんだと思っとけ
おママごと用の皿に
客用の皿 引き出して並べるんぢゃねぇ
酒は呑んでねぇ
久しぶり緑茶を飲んだ
カフェインはあれか
興奮剤か 乖離用の
大丈夫だ
ふたくちめはやめとっから
左利きのまま
酒呑んで左利きで軽酔し
右脳で詩んぢゃねぇ
誤魔化すために詩い続けてるうち
誤魔化しが本当になってくくらい
文の学 効果 副作用
相乗効果で
ちがう世界に行ってしまう
誤魔化し合うための
詩合戦 聞いて
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意識向こうのある扉を開くと
不思議な
夜風のメロディー
表情ちがういつもの
かがやく月
凪がれ星
映すカフェで
時の色彩のライン画く旅の人
記し詠う君
音鳴らし詩う君
聴くよ
傍ら妖精のよに羽を伸ばし舞う姿
凪がれ星
一瞬
せつなく 瞬いて
月映すスープ揺れた
みな 振り向いて
朝焼けと
消えて
現実の音
葉の向こうから聴こえて
物語 変わったよに
君は
幼さ消えて春風の中
新しい靴はいて
出掛けて征くよ
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意識の中の幾つかの扉
開けば
それぞれの背景
新しい扉向こうは
小さな草原のよな
こころの畑
そこには文学
詩 音楽 絵画 など
文化の恵みの種蒔きをする人たち
空の風と雲の凪がれも
違う空気
違う時のながれ