詩人:さらら | [投票][編集] |
ヘドロにもならず
老廃物 河となり
詩の血脈の辺りにさえ
巡り
詩の脈
どろろ どろどろと老廃物
こころの河
流れ
それはトラベル時計
落として壊れた夏休み
白い花
夏の草原に咲き
小川のよな詩
流れていました
確か 文学の点滴跡ばかりの誰かの脈は
春の小川から
夏の川
広がる海のよな時間へ流れ辿るはずの
こころの河
脈打つ
詩の核心
どろろ どろどろ老廃物
流れ留まるかのよに
デトックスの河で
文学の果実
かじった夏の夜
学生帽
落としながら
吐いて吐いて
その物語また
どこか
別の頁にて展開するという
夏の草原の白き花
レクイエムの入道雲
詩わせるために
白い花
摘み散らし
詩の脈
不整脈
動悸
文学の果実
吐いて
吐いて詩えよと
ジキタリスかじり
旅する文学の空とは
恐ろしく澄み過ぎた青空だと誰か吐き捨てていた