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さららの部屋


[256] 空白の時刻表
詩人:さらら [投票][編集]

 


あなたは彫刻の森に向かうよに


そのバス停の時刻表
透かしながら


あなたは詩の小鳥となり
愛の小枝に
とまり
鳴いていた



彫刻の森で



さざ波 聴こえるよな

彫刻の森で

迷った詩の小鳥


枝を渡り飛び


鳴いて探すよに捜す


さざ波 聴こえる闇の森



砂地から手紙
届く


意味不明な暗号のよに


さざ波 満ちて


彫刻の森


魚たち辿り着けば


小鳥は

真上 見上げ


月に迎うよに飛んで行った


満ち引いて


魚たち 足を生やして


詩のなか進化しながら


そのうち

ことばのネットワーク


混線した頃


小鳥


バス停に止まり


詩っていた



このバス停は


時の何処へ迎いますか


時刻表には


何も記されてはいない













2012/02/20 (Mon)

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