時折
砂時計の向こう世界に
プラネタリウムの様な
物語 “存在
して
落ちてゆく砂の刻みに
誰かと
誰か 囁く愛の語りを
落ちてゆく砂の音
掻き消し
男装のバレリーナ
波打ち際
白き泡と弾き合うよに
足先
踊る先の水平線
その未来はどんな物語
砂時計
繰り返し落ちてく音色
消して
隠し事
互いの秘密
羽
舞い上がる
舞い落ちながら
君の翼
砂時計の向こう世界
混濁の蒼さ
抱え込み
なかなか飛べないようで
見事に飛んだ
その時刻
僕はこの手で砂時計を割った
現実を知るために
現実を見るために
2011/12/19 (Mon)