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さららの部屋


[371] 不思議な幸福
詩人:さらら [投票][編集]

 


誰かを傷つけたくなかった


そのため自分が傷つくことが


苦痛で


朝焼けも夕焼けも


その狭間聴く



人のこころ


季節の音


ゆったり巡り移り変わる

季の節で

見た君たちの


哀しみも喜びも


何かと変わり


時をバトンして行く


その狭間

その想い行方不明となっても


それは行方不明では無く


不思議な


季節の薫り

季節の音


地球の
小さな旅の記録のなか紛れ



その中に君の想い


空渡り伝えて来て



勝手に不思議な幸福だと

決めつけた後


君を傷つけたくなかった


不思議な幸福は


機を転じては

哀しみの透明な糸のよに


それでも 君たちの

心に出逢って


すくい上げた哀しみも喜びも



不思議な幸福だったこと













2012/04/13 (Fri)

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