詩人:さらら | [投票][編集] |
遠い遥か昔
水辺の古代鳥は
見ていた
天から天使たちが
宇宙船から
羽と共にふんわり舞い降りて来る
夢のような
舞い降りる天使の羽持つ
異星人たちは
覚悟を決めていた
この星には身体に栄養与える
食物を確保していけるか
他 覚悟して
天の船を見送った
船にはもう食糧があまり無かった
永遠の離別
さようなら
酸素 食糧 水が在る惑星を
探して旅した宇宙船
故郷の惑星は
巨大な核汚染により住めなくなり
孤独な悲しみの恐怖と重なる希望を星の運河中
旅して
羽持つたくさんの若い異星人たちが
遥か遠い昔の
青い星に舞い降りて来た
この星の引力を時と共に歩むうち
羽は退化し
未来 誰かの背中は
疼く
孤独と恐怖を抱えた希望を
想い出し
時折 孤独な星の運河の旅の夢
ふわふわ舞い降りた羽
孤独と覚悟の希望
青い星に着地