詩人:さらら | [投票][編集] |
昔 ある人は貧乏なため金持ちになりたくて
大金持ちになった
やっと幸福になれると思った
しかし貧乏だった頃はたくさんいた彼の仲間は
彼が大金持ちとなった途端
まるで解散するように離れていった
彼は金持ちを維持するため仕事に時間費やし家族との時間、対人関係その時間を削除していった
家族は彼が帰宅しても彼
の傍らに寄らなかった
彼の子供はまだ幼い時そのように無視されたと思い続け
そして仕事がピンチの時は毎日 夜寝る時間もおしみ過ごし不摂生続けた彼は
まだ若くして大病を患う
普通の暮らしは出来ない
彼の会社は倒産した
すると仕事関係の仲間も
彼から散るように離れていった
貧乏から金持ちになった
やっと幸福になれると思った
彼は普通の生活は困難となる病を治療しながら
その時間 小さな頃 よく画いた絵を
ゆっくり ゆっくり描き始めた
そして絵を画く交流が静かに始まった
昔の友達の中に絵を画く仲間がいて繋がるようになった
彼の子供の一人は
絵を画いていた
その事から接し話しをする
時間に恵まれるようになった
大金持ちになった頃より
彼は幸福を感じた