ホーム > 詩人の部屋 > さららの部屋 > 夢世界の恋人達

さららの部屋


[51] 夢世界の恋人達
詩人:さらら [投票][得票][編集]

 



例え傷ついても大したことはないさ


始めから備えられた条件の中

僕たちはあの季節

黒いドレスで夢を覧た

夢の世界のなかで

僕たちは恋人達

白い雲 灰色と変わっても

傷つかないよ


そこから降る雨冷たいなら

傘さして違う空間へ散歩する


君 誰を愛しく想っていても

夢の世界での出来事だったのだから


黒いドレス脱いで


パステルのシャツで傘閉じて

覧上げたらまた虹


そして夢の世界の出来事のせいにした


黒いドレスの恋人達

様々なスタイルに変わり


その虹の先の未来 歩き出す

あのドレスは

どこに仕舞ったと

春色のワンピース姿で

舞うように聴こえ




時の墓に埋めた



ミシンで夏の衣

秋 冬 暖かくする衣

恋人達でない

僕たちは何に変わった

この心

君を好きでいること

辞めなくては

もう星の数近く

そう想い過ごして














2011/12/25 (Sun)

前頁] [さららの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -