詩人:さらら | [投票][得票][編集] |
偽物の愛はいらない世界
偽物の英雄
偽物の正義
偽物の金
偽物の優しさ
本物、本当を識ってしまうと
砂の城のよに
波にさらわれるような
愛情
虚構は所詮 砂の城
泣いている小さな子供
箱庭から先の世界
確か 幼児性の巡回がもたらしたものだという
どんなめにあっても
大人の位置
そこに立つ視点が必要で
そこから再び知った
掴んだ愛情は
子供の求めるばかりの愛情ではない
親は子に愛情を与える
親が子に 親が与える愛情を
子に求めては その子の
その先 未来 善くない
歪んだ形の愛情も
それも愛だという
だけどそこから脱しなくては
なかなか幸福にはなれない
まやかしの世界でも
それは起きている
箱庭から先の世界
その未来