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さららの部屋


[55] 嘘だったらいいのに
詩人:さらら [投票][得票][編集]

 
ここには

やはり居られないかな

十年間
三、二年越し
三人の人を好きになって
いたとして

三人共
メールか電話でしか
話したことが無く

噂では
彼女はその三人と
関係を持ったという


その頃
再発した持病で
治療薬は副作用かなり
強く

外見も副作用でかなり変わり

その間

よく逢う人たちは段々と姉妹ぐらいとなった

よく歩き
買い物も毎日
重たいもの抱えて
ご飯もほとんど毎日
作って
毎日洗濯し干していたのに

今は 一日
一食作り運び
重たい物持つことは
禁止
無茶は禁止
以前のように
たくさん歩く事も禁じられ

実際 以前のように
たくさん歩けなくなっていた

副作用強い治療薬に
また
副作用かなり強い

時に気をつけなくては
危険な
別薬剤の治療が始まった


誰も好きになっては
いけないというような
流れ

治療薬が効果あれば

健康な人と同じような

状態になるという



辛いんだ 時折

本音を言えば

人災からこうなった身体だから

余計


身体などに障害持つ人たちが

豊かな人生送れるような

そういう世界で

コンタクトをとっても

出かけ歩ける

家事ができる私は

恵まれてるねと辛くあたられた事も在った

どんな過酷な治療薬を大量服用している時も



恋愛は結婚出来る人がするものだと

数年かけていい聞かせた

だいち恋愛 得意ではない
だけど好きな人は居た

それが恋愛感情だとは
判らない

だけど やっぱり
ここには居られない

嘘だったらいいのにとさえ想った

2011/12/26 (Mon)

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