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さららの部屋


[8] くり返す砂時計からでた世界
詩人:さらら [投票][編集]

 

僕の手の平は時折

砂を掴み

砂時計のよに刻む


くり返しくり返し


傍には割れたその時計の破片


繰り返したくはない

砂の刻み向こう青空は



希望を感じさせ

雨は時折


その砂を濡らす


虹をいくども唄う


その唄を聴く


悲しみだけ埋葬したい


その悲しみの砂


風と雨に流れ消えていくことを


時間は たっぷりは無い


割れた砂時計

報せる




2011/12/05 (Mon)

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