ホーム > 詩人の部屋 > 如月。の部屋 > 幾度もそう想ったのに

如月。の部屋


[90] 幾度もそう想ったのに
詩人:如月。 [投票][編集]

 

携帯をずっと使用していたら

充電 必要エリア表示

あなたと
僕は

あるエリアに来てしまっている

またか
あの時
あの頃
あの季節も あの過ぎてく夏

秋盛んな
雪きれいな
春めいて
吹雪た季節も

そうだったんだよと

そして違う
何故ならあの季節たちは

過去の中


在は 在という季節で過ごし

充電表示
減っている
僕の方は

あの頃は君の詩を詠むためによく減っていたのかもしれない


在は 社会記事アクセス過多となり減っている


社会記事アクセス過多となり減っている

これはまた 見失ったまま携帯からエナジー奪い

自身もつまらぬ域まで
余計なエネルギー使い

見失いエリアで
手はくたくた


あの人は
その手で絵を仕上げた

あのこは
不思議なケーキ焼いた

あの人鳴らした楽器
新たな境地へ突入した


僕は社会記事ばかり
アクセスした


そして時間を奪った
自ら自分の


君はとても
素敵な時の音を調べている


なんだか
悔しいな


何回もそう想ったというのに



2012/08/29 (Wed)

前頁] [如月。の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -