許した心を傷付けたのは間違いなく私でした。人に騙されたのは間違いなく私でした。記憶の忘却を願う度に鮮明に深く思い出し目を閉じれば暗闇が広がるはずなのに浮かぶのは愚かな私、だけ。眠れない夜は私への罰。食べれない食事は私への罪。痛みいたみ様々なイタミが歩く足への鞭となる。さようなら、朝から逃げるようにカーテンを閉じる。
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