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久穏の部屋  〜 新着順表示 〜


[58] 何を求める?
詩人:久穏 [投票][編集]

今日も、何処とも判らない街を歩く

知らない人ばかり

怖い

恐怖と好奇心で

歩を進めてみる

知らない街で

知らない人と
出会う

何を求めるわけでもない

ただ、一時だけでも必要とされたい

だから

体を重ねる

忌々しい

誰とも知らない人

そんな人に抱かれる自分

反吐が出る。


だけど

たった一時だけでも

誰かに必要とされたい

それだけで

身を委ねる

汚いと思われようとも

一時の愛を求める…

2009/04/03 (Fri)

[57] 深い闇
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長い長い眠り…。

深い深い闇に堕ちてゆく


手探りで手に出来るものなんて無いんだ。

それは、きっと

大人になっても変わらない

子供の頃のように

逃げることなんて出来ない

それは

誰よりも理解しているはず


だけど

立ち向かうことの出来ない僕は

きっと、まだ子供で

逃げることしか出来なくて


逃れることの出来ない運命だとしても

一時の安らぎを求めてしまう

2009/03/30 (Mon)

[56] 暖かい優しさ
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人混みに紛れた君の姿

必死に探して

見つからなかったらどうしよう

不安で

怖くて

人混みが駄目な僕は

苦しくて

怖くて

逃げ場を探した


君が僕を見つけてくれた

怖くて

震える僕に

優しく声をかけてくれたね

動けなくなった僕の腕をとって

助けてくれたね

君の手は僕より大きく感じた。

年下の君が

僕より年上に見えた。


握ってくれた君の手

すごく暖かくて

弱い僕は

君の優しさに

安心して

傍に居たのが君でよかったと思えたよ

ありがとう。


心からこの言葉を

世界でたった一人の君に

2009/03/30 (Mon)

[55] 思わぬ笑顔
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待っていたわけではない

ただ、今年も来るのだと
今年も一人なのだと思っていた。

最悪な出来事が毎年襲い掛かってくる
この日

例外ではなくて、
今年も悪いことが起きる

だけど

朝、目覚めて
携帯を見ても

何も無くて

やっぱり今年も一人なのだと思っていた


仕事が終わり携帯を見てみる

新着メールが数件

メールマガジンだろうな

そう思っていても

心のどこかで期待した。


知り合いからのメール


嬉しくて

たった、一言の

『おめでとう』

それだけで、嬉しくて
涙が頬を伝う


最悪な日々を生きて

それでも

最高の笑顔をくれる人がいる

遠く離れていても

きっと

覚えてくれていたんだね。


ありがとう。


生まれて来て良かったと
思えたよ


皆からのお誕生日おめでとうメール

大事に大事に読ませてもらうね

2009/04/03 (Fri)

[54] 一滴
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頬をつたる 一滴の涙

涙に濡れた君の頬

そっと、指で掬い上げて
「どうしたの?」と声をかければ

君は驚いた顔をして
すぐに何時もの笑顔を見せる

強がって 弱い自分を隠す君

本当は辛いのに 僕の前だけで良い
弱さを曝け出して欲しい

君の弱さ 脆さ
君の気持ち 考え
判らない人には判らないから

だから、それで泣かないで

僕は君を判っているから

僕は君の味方になってあげるから

頼りない僕でも 君を救えるでしょうか

恐怖に震え 一筋の涙で頬を濡らす君を
僕は救えますか?

2008/11/08 (Sat)

[53] 小さな恋文
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走る君の姿
喜びに声をあげる君
悔しいときに叫ぶ君

気が付くと目で君を追ってしまう

君の前だと
緊張して、普段できた事も出来なくなってしまう

君の声
電話越しでも聞けると嬉しくて

寂しい様な知らせでも
君の声が聞けただけで
それだけでも、嬉しくて

大好きなフットサルが中止になった
そんな知らせでも、君が電話で言ってくれた
それだけで、心が安らぐ


僕の話を聞いてくれた時の
君の言葉に僕は救われた


悲しい事も、悔しい事も
少し前向きに考えられた


僕の書いた君宛の恋文

君に届いたかな

2008/11/08 (Sat)

[52] 
詩人:久穏 [投票][編集]

夢に向かい 未来を築く
築かれた未来 届かない夢

無駄に過ごした 人生。

それは 性別という
鎖で 断ち切れないもの。

全てを 受け止め 夢を見た

性別なんてなかった 子供の頃

全てが音を立てて崩れる

僕の今までの 努力は何だった?

僕の今までの 人生は何だった?

夢を見た 幼い頃の自分。

必死にボールを追いかけてた

追いつけない。

ボールが 遠くへ 他の誰かの元で止まる

僕のものなのに 僕は追いつけない。

止まって 僕のだ 返してよ


目が覚めても ただ、苦しいだけだった。

誰が僕を… 誰が僕の人生を狂わせた?

性別もなかった 幼い頃。

戻れるなら 戻りたい。

あの頃のように また必死にボールを追いかけたい

誰にも邪魔されず 誰にも…。


僕の夢は 儚く散り行く

誰にもどうすることも出来ない。

僕の夢は 取り戻すことも出来ない。

差別の耐えない この地球《ほし》では

2008/08/26 (Tue)

[50] プライド
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空に憧れ抱いていた 手を伸ばせば
何時の日か 届くかなと

澄んだ青空 何処までも続く

白い雲が ぷかぷか と浮かぶ

色んな形の 雲に憧れ抱いた

空は 何時も 変わらないのに
空を見上げる 何もない。

手を伸ばしても 届くはずも無く

僕の手には 何も無くて

僕が守っていたものは いったいなんなの?

何も無い 守ってきても
僕の手には 何も残っていなくて

ただ、無駄なプライドしか 僕には無くて

要らないものを捨てたら

僕はこの空に届くのだろうか?


プライドを捨てたら 僕に何が残る?

プライドを捨てたら 僕も皆と同じように
泣き 笑い 悲しめるのだろうか?


今日も届くはずの無い空を見上げる

そして、頬を伝る 一筋の雫を流す

2008/06/23 (Mon)

[49] 言葉
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好きって 言えたなら どんなに楽だろう?
こんなにも 辛い想いを しなくても良かったのに…
どうして 言えないのかな?

好きだよ って
言えたなら きっと 自分を 苦しめないのに
愛してるなんて まだまだ言えないけど
何時の日か 君に 言えるのかな?


ずっと 好きだったよ って
今でも 大好きなんだ って


言葉は 簡単には 紡げないもので
簡単に 言える言葉は きっと
それだけ 簡単な 言葉なんだろう


何時か 勇気を振り絞って
君に この言葉を 送ろう

大好きだよ 今も 昔も 未来《これから》も
永久に 変わらないと


簡単には 声に出せない けれど

何時か 僕の言葉で
君に 届けます。

その時は 君の言葉で 返して下さい

2008/06/23 (Mon)

[48] キミの全て
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濡れたキミの髪

柔らかくて、赤く綺麗なキミの唇


小さなキミの肩

そっと抱きしめたい

キミの温もり

甘いキミの香り


僕だけのモノにしたい

キミの全てを

僕、一人だけのモノにしたい

2008/06/16 (Mon)
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