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rokiの部屋


[5] 蟠り、悪意、死神の嘘。
詩人:roki [投票][編集]

風をさがしてる。風はいつも自由に動く。鳥を羽ばたかせ、葉を散らす。自由気ままに歩いてみたい。縛られた人生なんて意味があるのか?
こんな冬の暗い空の下、冷たい空気が肌に痛む。明日はきっと雨。必ずや俺を打ちのめす………心も体も。涙も弱さも素顔も、きっと誰にも見せられない。見せたらきっと、またイヤな思いをする。もう二度とあの感じを味わいたくはない。
もう勝手にしてくれ、この胸の痛みも苦しみも俺のものだ。誰にも癒せなんてしない。癒されてたまるか。癒せるものならやってみろよ。

ほうき星のように、はかなく消え去りたい………。月の光に照らされて、俺は宇宙の藻屑となろう。輝かない宇宙のチリになって、誰にも気付かれずに、そっと、あなたを遠くから見守ろう。

誰かに頼られることで、得られる幸せだってある。例え自分が幸せでなくとも、誰かの力になって、その人が幸せになれたら、きっと自分の幸せにも一歩近づくはず。

2007/05/16 (Wed)

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