詩人:1059(&loosely) | [投票][編集] |
いつもの駅
楽しかった時間は終わり
あなたと二人
小さな切符に
あなたを遠くへ連れ去られてしまうような気がした
ベルが鳴り
『バイバイ』
と手を振るあなた
思わず
『嫌…』
なんて言ってしまった
慌てて
『ううん、なんでもない。またね。』
って誤魔化した
あなたは
誰よりも私の近くにいる
けど…
行かないで。
あなたと一緒にいさせて。
少しでも離れるのは嫌なの。
いつだってあなたと手を繋いでいたいの。
あなたは
誰よりも私の近くにいる
近くにいるから…
改札の向こう側のあなたが
遠く感じてしまうの…
[前頁] [1059(&loosely)の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -