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ℒisaの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1039] 心の金庫
詩人:ℒisa [投票][編集]

初めて書いた詩は
「心の金庫」という
詩でした

小学校二年生の時
国語の授業で
白い画用紙に書いたものでした

心はとても
深く広く
けれど金庫の様に
中はとても暗くて
誰にも開けられない様に
鍵が閉まっている

だれも知らない
心の金庫

そんな詩でした

それを読んだ先生は
私を一人呼び出して

どうしてこんな詩を書いたか問いました

私はとても悪い事を
してしまった気になって
ただ俯いて口を閉ざし

静かに鍵を閉めました

2007/12/19 (Wed)

[1040] 大人と子供
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大人を尊敬できない子供が
増えたわけじゃない

子供が尊敬できない大人が
増えただけだ

2007/12/23 (Sun)

[1041] 隣の芝生
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たまに
他人の人生がやけに
幸せそうに映って

自分の幸せを
見失いそうになって

その他人が
近ければ近いほど
遥か遠くに感じて
自分が間違った様な気になるのだけど

私の行き着いた場所は此処だった

此処に来る為に
歩いてきたはずだ

例え間違ったと感じても

私が向かう先は
私の居場所であって

他人の居場所じゃないはずだ

青く青く
見せ掛けだけの芝生は
すぐに枯れた

そこに花咲く事は無かった

此処に花は咲くだろうか

行き着く先は
花畑の様に・・・



2008/01/01 (Tue)

[1042] 石ころと池と蜘蛛の巣
詩人:ℒisa [投票][編集]

たまたま見つけた幸福を

石ころと見間違えた

蹴飛ばして

それは池の中

堕ちて逝った

その事も知らずにいた


たまたま見つけた不幸が

蜘蛛の巣に見えた

私は私を小さな虫だと言った

蜘蛛の巣に絡まった

絡まって抜け出せなかった




幸福は石ころじゃない

不幸は蜘蛛の巣じゃない

私は小さな虫じゃない

抜け出せないのは虫じゃない

絡まってるのは蜘蛛の巣じゃない

2008/01/01 (Tue)

[1043] 冤罪
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あなたの敵は
そいつじゃない

違うのよ

私はそいつと
寝たんじゃない

復習すべきは
あの男

馬鹿みたいね

2008/01/10 (Thu)

[1045] 類は友を呼ぶんだってね
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詩人てのは
赤裸々なようで
秘密主義ね

全く・・・
言葉をそれらしく魅せる事
本当に巧いんだから

知的な様で
無知なのか

無知な用で
悟っているのか

強いふりして
脆いのね

意外じゃないよ

同じだからね




2008/01/11 (Fri)

[1046] 口紅は薄め ワインは紅く
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胸が締め付けられる様な
感覚を覚えた

それが恋ではない事を
悟った

私は貴方を何も知らないまま

貴方との甘い時間を夢見た


恋がどんものか知っていた

それとは似ていて
全く違っていた

その人を想うか
その人とのひと時を想うか

違いなんてそんなものだった

ただこの想いは欲望で
恋とは欲望とは
無縁のものだった


「愛してるの」

ほら
簡単に言えてしまう

偽者の言葉が
繋ぐ二人

それはただのきっかけで
なんの意味も持たない前戯

2008/01/15 (Tue)

[1047] 木があれば猿はのぼる
詩人:ℒisa [投票][編集]

満足なんかした事ない

生きてる限り
欲望は果てない

成功した様に
思えても
そこに居座る人は居ない
また何かを求めるか
維持しようと働く


セックスと同じ

また
したくなる

それが本能だから

良いも悪いもない

当たり前の事

2008/01/15 (Tue)

[1048] 空は青 雪は冷たい 全部嘘かもね
詩人:ℒisa [投票][編集]

死にたい人の気持ち
死にたくない人には
解らない

逆も同じ

死にたくない

そんなこと言っても死ぬ

死にたい

そんな事言わなくても死ぬ

「死にたくない」
そう言って変人扱いされる人は居ない

「死にたい」
そう言った途端変人扱い

なんて言おうと
どっちみち死んでしまうのに

何が悪いのか解らないわ

どう生きようと
生きてることに
変わりない
些細な台詞

私は殺される間際に
こう言うわ
「お願いだから殺さないで
死にたくないの!」

心でどんなに
感謝していても
そうやって
叫ぶわ


これだから
全部ばからしく思う

生まれた時に渡された
台本通りにじゃなきゃ
死ぬ事も生きる事も
許されてないんだからね

2008/01/15 (Tue)

[1051] ネオン街の女
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億千万のネオンを浴びても
どれひとつ心までは
照らさなかった

酒を飲んでも
忘れられない傷が残った

煙の向こう
笑う顔は
偽物だったから

太陽から逃げる様に
眠りについて

目が覚めるのは
闇の中

2008/01/22 (Tue)
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