詩人:ℒisa | [投票][編集] |
明日消える
“ありがとう”を
言わないで
明日忘れる
“ごめんね”を
言わないで
いつまでも続く
“さよなら”を
言わないで
もっと大事にして欲しいの
全ての物事を
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一人で考えれば
考えただけ
自分が自分を正当化する
自分は味方だから
真実なんて
見ようとしない
だから現実と矛盾して
苦しいの
自分の世界と
他人の世界が
クラッシュするたび
生まれるの
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他人にどうこうしてもらおうなんて
事はもうやめました
結局は他人ですから
無償のものなど
与えてはくれません
自分で作った橋なら
勝手が解かりますから
崩れても溺れたりは
しないでしょう
強要や悪足掻きは
自分を苦しめるだけの武器ですから
怖がらず信じた道だけ進めばいい
なんで?
どうして?
こうして
ああして
こんな言葉は忘れましょ
返ってくる言葉は決まって
耳を塞ぎたくなる様な
ものばかりだから
人を責めても得をしない
責められる方がよっぽど得だ
学んだ事はそんな事
正せるチャンス
明日への架け橋
もらったものはそんなとこ
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産まれていりゃあ
もう三つ
もう三つ
もう三歳
七五三の年かしら
あれから三年
また同じ事
また同じ夢
まだ同じせりふ
成長しない
あの子と一緒
私も一緒
成長しない
生まれ変わる事もない
あの子と一緒
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負け犬の遠吠えは
夜空にさえ響かない
誰の耳にも届かない
それは忘れられた存在
いらない子
生まれてこなけりゃよかったのに
今からでも遅くない
死んでくれればいいのに
どすん釘で突き刺した
負け犬の躯
悲鳴なら響くでしょう
この夜空に
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早く大人になりたかった
家が嫌いだった
お父さんの顔も
お母さんの顔も
弟の顔も
おじいちゃんや
おばあちゃんの顔も
見たくなかった
悪友を作った
そこに居場所を見つけ
仲間たちといる事が
一番の幸せだった
恋人を作った
他に何もいらないと思うほど
幸せだったし
何が無くても
不安じゃなかった
仕事を見つけた
欲しいものは何でも
自分で買える様になった
家族以外に頼る人なんて
いっぱいいた
今全て見つめなおして
一番戻りたい場所は
悪友と過ごした
はちゃめちゃで楽しかった
あの頃でもなく
恋人と過ごした
甘く切ない楽園の様な
日々でもなく
贅沢ばかりして
夜遊び買い物旅行なんでも出来た
あの時期でもなくて
家族と過ごした
なんでもない
日常だった
本当になんでもない
退屈で息苦しくて
逃げ出してしまった
あの日常だった
お母さんがいて
お父さんがいて
弟がいて
おばあちゃんがいて
おじいちゃんがいて
そこには私もいて
笑ってたな私
今やっと
思い出したんだ
ごめんなさい
もう忘れたりしないから
「ありがとう」
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神様ねぇ
期待はしてないけど
恐れてはいるよ
薬を飲むようにドクターが言った
飲まないようにあなたは言った
「仕方が無い事」
母が言った
楽になればいい
そう思った
これが病気なら
ウィルスは私だ
「バイキン!」
「汚い。触るな。ばい菌!」
「感染する」
全ての言葉は予言だろうか
全ての事に意味は在るの?
振り返ってみればそんな気にさえさせるよ
「神様なんか信じないから」
そうやって意識してる
「頑張ったのに」
「我慢したのに」
「私だってしっかりやってるのに!
なんで・・
なんで?
なんで!!」
「もう神様なんて信じない」
何かを失った時には特にね
そうやって神を信じるの
与えてくれた事も忘れて
神様のせいにする
他人に対しても同じでしょ?
人の心底に道徳はあるのだろうか
表面的なモラルで
偉そうな事言わないでよ
話を聴いてくれないかな
耳でじゃなくて
表面的にじゃなくて
心底でさ
話してくれるんでもいいから
神様なんかに頼らずに
人と向き合ってよ
「どう在るべきか」
3つの子だって
そうやって
自分を作って生きてる
そんなもの全部失くして
そんなもの全部忘れたら
今何処で
誰と何を
する事を選ぶだろう
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愛なんて幻想さ
恋なんて
すぐに目覚めて
終わる夢だ
貫いた事もないくせに
そうやって冷めてた
経験で決め付ける事は出来ない
心で夢見るより
夢のある現実
百年の恋の存在を
恋するまでは
確かに信じていた
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大人である事が
当たり前になってた
当たり前に過ごしてる
子供っぽさを
笑う様になってた
あれほど
忘れないでいようと
誓った気持ちを
忘れかけてた
そんな事にさえ
きっと気付かなくなって逝くんだ
子供っぽさに呆れて
やれやれなんて言って
突き放す様になるのかな
子供たちを・・・
あの頃軽蔑してた
あんな大人に
なるのかな私も